“いけずき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
生唼57.1%
生食28.6%
生嘱14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この中に乗黄もあるべく、昭夜白も存すべく、はた未来の生唼いけずき磨墨するすみも活躍致すべく候へば、自今、馬を描くに於ては
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
だれでも知つているとおり、源太は頼朝が秘蔵の名馬生食いけずきを懇望したがていよく断られた。そしてそのかわりに生食には少し劣るが、やはり稀代の逸物である磨墨するすみという名馬を与えられた。
余裕のことなど (新字新仮名) / 伊丹万作(著)
さて人間に催姙の薬あらば、畜類にもそんな物あるべしとの想像から出たものか、肥前平戸より三里ほどなる生月島いけづきじまに、古来牧馬場あり、かつて頼朝の名乗生嘱いけずきを出すという。