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いいむろだに
ふりがな文庫
“いいむろだに”の漢字の書き方と例文
語句
割合
飯室谷
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
飯室谷
(逆引き)
勿論、
凡者
(
ただもの
)
の
所業
(
しわざ
)
ではない、夕方、横川を
渉
(
わた
)
って
飯室谷
(
いいむろだに
)
へかかった天城四郎とその手下どもの襲ったことから始った事件であった。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
なつかしい兄はもうここからほど近い
飯室谷
(
いいむろだに
)
の大乗院にいる。骨肉のみが感じるひしとしたものが思慕の胸を噛んでくる。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「登りましたついでと申しては
憚
(
はばか
)
りがございますが、根本中堂、山王七社を巡拝して、なつかしい
飯室谷
(
いいむろだに
)
へも久しぶりに、立ち寄って参るつもりです」
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
すると、この頃になって、毎夜のように、山には出火が
頻々
(
ひんぴん
)
と起った。ゆうべは、
横川
(
よかわ
)
の大乗院の
薪倉
(
まきぐら
)
から、おとといの夜は、
飯室谷
(
いいむろだに
)
の滝見堂から、
小火
(
ぼや
)
があった。
新書太閤記:04 第四分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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