“いあく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
帷幄94.7%
帷握5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
主脳者であった婦人が死んだ後も、団体は解散せず明治時代帷幄いあく政治で名のあった女流を会長にしたりして、次第に社会事業など企てて来た。
一本の花 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
血が血だけに胡風こふうになじむことも速く、相当の才物でもあり、常に且鞮侯そていこう単于ぜんう帷幄いあくに参じてすべての画策にあずかっていた。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
集っているのは上杉の四家老、長尾越前政景ながおえちぜんまさかげ石川備後為元いしかわびんごためもと斎藤下野朝信さいとうしもつけとものぶ千坂対馬清胤ちさかつしまきよたねをはじめ、二十五将とよばれるはたもと帷握いあくの人々であった。
城を守る者 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)