“あツばあ”の漢字の書き方と例文
語句割合
阿母100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と思ふと、両親の顔や弟共の声、馬の事、友達の事、草刈の事、水汲の事、生れ故郷がつまびらかに思出されて、お定はじつと涙の目を押瞑おしつぶつた儘、『阿母あツばあ、許してけろ。』と胸の中で繰返した。
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)