“あらかわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
荒川90.9%
粗皮9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
荒川あらかわ放水路が北方から東南へ向けまず二筋になり、葛西川かさいがわ橋の下から一本の大幅おおはばの動きとなって、河口を海へかしている。
渾沌未分 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
この境内に立つと、根岸田圃ねぎしたんぼから三河島村みかわしまむら、屏風を立てたような千住せんじゅはんの木林。遠くは荒川あらかわ国府台こうのだい筑波山つくばさんまでひと目で見渡すことが出来る。
平賀源内捕物帳:萩寺の女 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
そんなときの二人の仕事は、機械的に手は動かしているものの、とかくまばらに粗皮あらかわが残り勝ちで、あとで楮さらしをするよしに、もう一度小言を言われることになった。
和紙 (新字新仮名) / 東野辺薫(著)