“あめのひほこ”の漢字の書き方と例文
語句割合
天日矛100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この天日矛あめのひほこの七代目の孫にあたる高額媛たかぬひめという人がお生み申したのが、すなわち神功皇后じんぐうこうごうのお母上でいらっしゃいました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
「槍ヶ岳には、天日矛あめのひほこというのがございました、その矛先は常に盛んなる炎に燃えていたそうでございます」
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
那須の国造くにつこが、八溝山やつみぞさん八狭やざま大蛇おろちを退治しなければならないために、それには、どうしても駒ヶ岳の天津速駒あまつはやごまに乗り、乗鞍ヶ岳から天安鞍あめのやすくらを、槍ヶ岳から天日矛あめのひほこ
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
王子の天日矛あめのひほこは、そのお嫁のあとを追っかけて、とうとう難波なにわの海まで出て来ましたが、そこの海の神がさえぎって、どうしても入れてくれないものですから、しかたなしにひきかえして
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
この農夫は谷間たにまに田を作っておりました。ある日農夫は、その田で働いている人たちのたべ物を、うしに負わせて運んで行きますと、その谷間で、天日矛あめのひほこという、この国の王子に出会いました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)