“あぶらしょうじ”の漢字の書き方と例文
語句割合
油障子100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
裏口に、ちらりとあかりがさしたような気がした。油障子あぶらしょうじに、提灯ちょうちんが動いて見えた——と思ったのである。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
青いものがこんもりした町角まちかどで、横一窓の油障子あぶらしょうじに、ボウと黄色い明りがれていて、サヤサヤと縞目しまめいている柳の糸。軒には、「堀川会所ほりかわかいしょ」とした三尺札が下がっていた。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)