“あのう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
賀名生37.5%
穴太37.5%
穴生25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
為に後村上天皇は難を賀名生あのうに避けられ、吉野の行宮は師直の放火によって炎上し、南朝の頽勢は既に如何ともし難い。
四条畷の戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
丹波の桑田郡穴太あのう村の長谷はせの城守、赤沢加賀守が関東へ旅をして鷹を二羽もとめて、帰途に清洲の信長を訪ねて、お好きの方を進上するから一羽とってくれと云うと、信長は喜んで、ヤ
織田信長 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
賀名生あのうは古くは穴生あのうともいい、十津川、天河の郷民はなお純朴そのものだった。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)