“あなぐま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
穴熊62.5%
25.0%
穴隈12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くじに当たった男は新平しんぺいというわかい力持ちの男だった。りょうに行って穴熊あなぐまりにしたことのある男で、村でも指りの度胸のいい男であった。
鬼退治 (新字新仮名) / 下村千秋(著)
仙公は、出発に際し九十九谷の崖下に穴居するあなぐまおとなうて別盃を酌み、一青年学徒に扮して厩橋城下へやってきた。佐々木彦三郎と名乗って紺屋町付近の素人下宿を住まいとしたのである。
純情狸 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
……代議士穴隈あなぐま鉱蔵、葉巻をくゆらしながら、悠々と出づ。
夜叉ヶ池 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)