“あずまかがみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
吾妻鏡43.8%
東鑑43.8%
吾妻鑑12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼に関する記録は吾妻鏡あずまかがみなどには旅程、日時のことまでかなり明白であり、書きがいのある人物だとおもっている。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
吉田氏はまた『東鑑あずまかがみ』の桂井は枯井の形誤かと言われたが誤りとすればむしろ軽井の写し損じかも知れぬ。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
今更元文の年号がいつの時代であるかを説き、静御前の生涯しょうがいについて吾妻鑑あずまかがみや平家物語を引き合いに出すまでもあるまい。要するにここの主人は正直一途いちずにそう信じているのである。
吉野葛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)