“あくしちびょうえかげきよ”の漢字の書き方と例文
語句割合
悪七兵衛景清100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
武蔵むさしの三郎佐衛門有国、越中次郎兵衛盛次もりつぐ、上総五郎兵衛忠光、悪七兵衛景清あくしちびょうえかげきよの面々、合わせて十万余騎の大軍が、寿永二年四月十七日、都を出発したのである。
発し長い間黙然と沈思ちんししていた佐助はこの世に生れてから後にも先にもこの沈黙の数分間ほど楽しい時を生きたことがなかった昔悪七兵衛景清あくしちびょうえかげきよ頼朝よりともの器量に感じて復讐の念を
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
悪七兵衛景清あくしちびょうえかげきよと、名のりかけ、名のりかけ、手取りにせんと追うて行く……三保谷みほのやが着たりける、かぶとしころを取りはずし、取りはずし、二三度逃げのびたれども、思う敵なればのがさじと
大菩薩峠:19 小名路の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)