“あかちゃ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
赭茶54.5%
赤茶18.2%
赤褐18.2%
赧茶9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほうきのような赭茶あかちゃけた毛を、大髻おおたぶさにとりあげ、右眼はうつろにくぼみ、残りの左の眼は、ほそく皮肉に笑っている。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
ほうきのような赤茶あかちゃけた頭髪かみのけ
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
上から下に流れるにつれて水簸すいひはすむのである。谿間から赤褐あかちゃけた泥を取ってくる。黒い鉄釉も、柿も飴も黄もそれで万事ことが足りる。掘れば白絵の土も手許にある。釉掛けはなまのままである。
日田の皿山 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
年代の山の霧に黒ずんだ建具に、燈りが、赧茶あかちゃけた畳の目を照らして、法外老人の大きな影法師を、床の間から壁へかけて黒ぐろと倒している。
煩悩秘文書 (新字新仮名) / 林不忘(著)