“あおらしゃ”の漢字の書き方と例文
語句割合
青羅紗100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
書机デスクは、わずか五六歩ばかり離れたところにある。青羅紗あおらしゃの上で、小さな紙きれが風に吹かれてヒラヒラしている。
キャラコさん:06 ぬすびと (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
鉄無地の道行みちゆき半合羽はんがっぱ青羅紗あおらしゃ柄袋つかぶくろ浅黄あさぎ甲斐絹かいき手甲脚半てっこうきゃはん霰小紋あられこもん初袷はつあわせを裾短かに着て、袴は穿かず、鉄扇を手に持つばかり。斯うすると竜次郎の男振りは、一入ひとしお目立って光るのであった。
死剣と生縄 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)