“あおあざ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
青痣90.9%
蒼痣9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まだ三十がらみの壮者だが、顔いちめんの青痣あおあざへもってきて赤いまだらひげ無性ぶしょうに生やし、ふさ付きの范陽はんよう笠を背にかけて、地色もわからぬ旅袍たびごろも
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そのかわり、夢中になって、じぶんの腕をつねっていたので、そこんところに大きな青痣あおあざができましたわ。
キャラコさん:08 月光曲 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
雲おじい、蒼痣あおあざかと、刺青ほりものの透いて見える、毛だらけの脇腹を、蜜柑の汁のきばみついた五本の指で無意味に掻き
わか紫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)