“シャンパン”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
三鞭酒63.2%
三鞭31.6%
三鞭酒色5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかしやっとひと息ついたと思うと、今度は三鞭酒シャンパンさかずきを挙げて立ち上らなければならなかった。それはこの晩餐の中でも最も苦しい何分かだった。
たね子の憂鬱 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
一本はボルドウの白葡萄酒ぶどうしゅ、他の一本は無論男のために用意せられたものですが、三鞭シャンパン酒などではなく、何とも知れぬ不思議な味の酒でした。
覆面の舞踏者 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
ブロンドの柔毛のような髪が、すき透るような蒼白い顔のあたりに三鞭酒色シャンパンの靄をかけ、その中に吸い込まれてしまうような、深みのある黒い大きな眼のうえで、長い睫毛が重そうにそよいでいる。
墓地展望亭 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)