金の輪きんのわ
太郎は長いあいだ、病気でふしていましたが、ようやく床からはなれて出られるようになりました。けれどまだ三月の末で、朝と晩には寒いことがありました。 だから、日のあたっているときには、外へ出てもさしつかえなかったけれど、晩がたになると早く家へは …
題名が同じ作品
金の輪 (新字新仮名)小川未明 (著)