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『婚期はずれ』
ふりがな文庫
『
婚期はずれ
(
こんきはずれ
)
』
友恵堂の最中が十個もはいっていた。それが五百袋も配られたので、葬礼の道供養にしては近ごろよくも張り込んだものだと、随分近所の評判になった。いよいよ配る段になると、聞き伝えて十町遠方からも貰いに来て、半時間経つと、一袋も残らず、葬礼人夫は目が …
著者
織田作之助
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「会館芸術」1940(昭和15)年11月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約17分(500文字/分)
朗読目安時間
約27分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
遠方
(
さき
)
向
(
むこ
)
沢山
(
ぎょうさん
)
銭湯
(
ふろ
)
冒頭
(
まくら
)
竈
(
へっつい
)
母子
(
おやこ
)
無料
(
ただ
)
理由
(
わけ
)
科白
(
せりふ
)
肌面
(
きめ
)
駭
(
おどろ
)