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『和紙の美』
ふりがな文庫
『
和紙の美
(
わしのび
)
』
想へば単純な材料に過ぎない。それなのに眺めてゐて惹きつけられる。手漉きの和紙はいつだとて魅力に満ちる。私はそれを見つめ、それに手を触れ、言ひ難い満足を覚える。美しければ美しいほど、かりそめには使ひ難い。余ほどの名筆ででもなくば、紙を穢すこと …
著者
柳宗悦
ジャンル
技術・工学 > 製造工業 > パルプ・製紙工業
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約7分(500文字/分)
朗読目安時間
約11分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
縁
(
ゆかり
)
侯
(
ま
)
疎
(
おろそ
)
楮
(
かうぞ
)
膚
(
はだえ
)
躊躇
(
ためら
)
三椏
(
みつまた
)
妄
(
みだ
)
流漉
(
ながしずき
)
溜漉
(
ためずき
)
肌理
(
きめ
)
雁皮
(
がんぴ
)