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『おせっかい夫人』
ふりがな文庫
『
おせっかい夫人
(
おせっかいふじん
)
』
午前十一時半から十二時ちょっと過ぎまでの出来事です。うらうらと晴れた春の日の暖気に誘われて花子夫人は三時間も前に主人を送り出した門前へまたも出て見ました。糸目の艶をはっきりたてた手際の好い刺繍です。そこに隣家国枝さんとの境の垣に金紅色の蕾を …
著者
岡本かの子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「週刊朝日」1934(昭和9)年4月1日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約3分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
刺繍
(
ししゅう
)
可成
(
かなり
)
姑
(
しゅうとめ
)
手際
(
てぎわ
)
梯子
(
はしご
)
留守
(
るす
)
硝子
(
ガラス
)
空巣
(
あきす
)
蕾
(
つぼみ
)
雛
(
ひな
)
面構
(
つらがま
)