手数将棋てかずしょうぎ
ついでに手数将棋といふものを紹介しておかう。 この手数将棋といふのは、五十手なら五十手、百手なら百手——その約束した手数のあひだで、相手をつめてしまはなければならないのである。 芝居のなかの若い衆に、芝兼さんといふ人がゐた。若い衆といつても …