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『忘恩』
ふりがな文庫
『
忘恩
(
ぼうおん
)
』
土佐の侍で大塚と云う者があった。格はお馬廻り位であったらしいがたしかなことは判らない。その大塚は至って殺生好きで、狩猟期になると何時も銃を肩にして出かけて往った。 某日それは晴れた秋の午後であった。雑木の紅葉した山裾を廻って唯ある谷へ往った …
著者
田中貢太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約7分(500文字/分)
朗読目安時間
約12分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
何人
(
たれ
)
唯
(
と
)
己
(
じぶん
)
彼
(
あ
)
何人
(
だれ
)
彼処
(
あすこ
)
微
(
かすか
)
数多
(
たくさん
)
周囲
(
まわり
)
婢
(
じょちゅう
)
手比
(
てごろ
)
扶
(
たす
)
某日
(
あるひ
)