『家康』
徳川家康は狸オヤヂと相場がきまつてゐる。関ヶ原から大坂の陣まで豊臣家を亡すための小細工、嫁をいぢめる姑婆アもよくよく不埒な大狸でないとかほど見えすいた無理難題の言ひがかりはつけないもので、神君だの権現様だの東照公だのと言ひはやす裏側で民衆の …
著者 | 坂口安吾 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 小説 物語 |
初出 | 「新世代 第二巻第一号」新世代社、1947(昭和22)年1月1日 |
文字種別 | 新字旧仮名 |
読書目安時間 | 約24分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約40分(300文字/分) |
題名が同じ作品