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『夜長姫と耳男』
ふりがな文庫
『
夜長姫と耳男
(
よながひめとみみお
)
』
オレの親方はヒダ随一の名人とうたわれたタクミであったが、夜長の長者に招かれたのは、老病で死期の近づいた時だった。親方は身代りにオレをスイセンして、 「これはまだ二十の若者だが、小さいガキのころからオレの膝元に育ち、特に仕込んだわけでもないが …
著者
坂口安吾
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新潮 第四九巻第六号」1952(昭和27)年6月1日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約56分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間33分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
主
(
ヌシ
)
尖
(
さき
)
仰有
(
おっしゃ
)
倅
(
せがれ
)
匆々
(
そうそう
)
午
(
ひる
)
古釜
(
フルカマ
)
名題
(
なだい
)
呷
(
あお
)
咒
(
のろ
)
現身
(
うつしみ
)
耳男
(
ミミオ
)
跫音
(
あしおと
)
鄭重
(
ていちょう
)
青笠
(
アオガサ
)