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『I can speak』
ふりがな文庫
『
I can speak
(
アイ キャン スピーク
)
』
くるしさは、忍従の夜。あきらめの朝。この世とは、あきらめの努めか。わびしさの堪えか。わかさ、かくて、日に虫食われゆき、仕合せも、陋巷の内に、見つけし、となむ。 わが歌、声を失い、しばらく東京で無為徒食して、そのうちに、何か、歌でなく、謂わば …
著者
太宰治
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「若草」1939(昭和14)年2月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約7分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
無
(
ね
)
一鶴
(
いっかく
)
呉
(
く
)
塀
(
へい
)
御坂
(
みさか
)
投文
(
なげぶみ
)
木枯
(
こがらし
)
脊中
(
せなか
)
謂
(
い
)
距
(
へだ
)
路
(
みち
)
陋巷
(
ろうこう
)