結局けつきよく)” の例文
結局けつきよく麻雀界マアジヤンかいから抹殺まつさつされるにいたつたなどははなは殷鑑ゐんかんとほからざるものとして、その心根こゝろねあはれさ、ぼくへてにくにさへならない。
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
さうして結局けつきよく節約額せつやくがくが一おく二千五百萬圓まんゑんあまりであつて特別會計とくべつくわいけいの一おく三千四百萬圓まんゑん節約額せつやくがく合算がつさんすると二おく六千萬圓まんゑんとなる。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
〔譯〕凡そ人事を區處くしよするには、當さに先づ其の結局けつきよくの處をおもんぱかりて、後に手を下すべし。かぢ無きの舟はなかれ、まと無きのはなつ勿れ。
結局けつきよく無識むしき歐米人おうべいじんをして、日本にほんでもせいあとまえ風習ふうしふであると誤解ごかいせしめ、有識ゆうしき歐米人おうべいじんをして
誤まれる姓名の逆列 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
たまには、こんなことをしてゐて結局けつきよく馬鹿ばかるのぢやたまらないとかんがへたこともあつたが、モウ二ヶげつあまりつゞけてると、今更いまさらやめるわけにはどうしてもかない。
ハガキ運動 (旧字旧仮名) / 堺利彦(著)
かしくけではあられぬはるこほりイヤぼくこそが結局けつきよくなりいもといふものあぢしらねどあらばくまであいらしきか笑顔えがほゆたかにそでひかへてりやうさん昨夕ゆふべうれしきゆめたりお前様まへさま学校がくかう
闇桜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
これによつて短期期限付たんききげんづき金解禁きんかいきん決行けつかうたのであるが、結局けつきよく昨年さくねん貿易ぼうえき豫想以上よさういじやう好成績かうせいせきにして輸入超過額ゆにふてうくわがく内地分ないちぶんだけで六千七百萬圓まんゑん
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
結局けつきよく、このまゝくらつゞけてくとしたら? さうかんがへたとき、二人はせうさうをはげしい心にかんじた。
(旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
しかも、その暗記あんき仕方しかたといふのが、日光につくわうなかで、つぎくもつぎ夕方ゆふがたつぎ電燈でんとう結局けつきよく最後さいご蝋燭らふそくひかりなかでといふふう明暗めいあん順序じゆんじよつてらしながら研究けんきう暗記あんき
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
だから、ながたゝかひにず、結局けつきよく心身共しんしんともにくたくたにつかつてしまふのだらうが、おもふに、支那人しなじん麻雀戲マージヤンぎには彼等かれら風格ふうかくそんするやうな悠悠味いういうみがどこかにあるのではなからうか?
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)