收入しうにふ)” の例文
新字:収入
わづか收入しうにふはゝ給養きふやうにもきようせねばならず、かれつひ生活せいくわつにはれず、斷然だんぜん大學だいがくつて、古郷こきやうかへつた。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
最後さいご我國わがくに世界戰爭後せかいせんさうご經濟界けいざいかい状況じやうきやうるに政府せいふ財政計畫ざいせいけいくわく巨額きよがく借入金かりいれきんをして出來できる、國民こくみん状態じやうたい戰時中せんじちう收入しうにふおほかつたことにれて
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
それでもそれだけ收入しうにふほか食料しよくれうげんずることが貧乏びんばふ世帶しよたいには非常ひじやう影響えいきやうなのである。それがいね穗首ほくびれるころからおしな思案しあんくびかしげるやうになつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
それよ今宵こよひよりは一時いちじづゝの仕事しごとばして此子このこため收入しうにふおほくせんとおほせられしなりき、火氣くわき滿みちたるしつにてくびやいたからん、ふりあぐるつち手首てくびいたからん。
軒もる月 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
しかるに戰後せんごにはみなこれ整理せいりした、國民こくみん通貨收縮つうくわしうしゆくためめに收入しうにふつたにしたがつて生活せいかつかはり、物價ぶつかさがつてしかのちきん解禁かいきん出來できたのであるからして、自己じこ戰後せんご整理せいりをやつた經驗けいけんからして
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
收入しうにふつたときおいても經濟界けいざいかい立直たてなほしが出來できずにる。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)