“状況”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じょうきょう45.5%
ありさま18.2%
じやうきやう9.1%
じようきよう9.1%
ようす9.1%
コンデション9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「こちらは、○○野戦放送局やせんほうそうきょくです。いま○○部隊ぶたいが、○○へかって、進軍しんぐん準備じゅんびいそがしいのであります。その状況じょうきょうをおききとりください。」
夜の進軍らっぱ (新字新仮名) / 小川未明(著)
かの逆巻さかまく波に分け入りし宮が、息絶えて浮び出でたりし其処そこの景色に、似たりともはなはだ似たる岸の布置たたずまひしげり状況ありさま乃至ないしたたふる水のあやも、透徹すきとほる底の岩面いはづらも、広さの程も、位置も、おもむき
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
地震直後ぢしんちよくごから大正たいしやう十三四ねんごろまでのやうに十ドル以上いじやうさがつたこともあるけれども、平均へいきんしてづ四乃至ないしさがつてると状況じやうきやうである。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
地震ぢしん當初とうしよから屋外おくがいにゐたものも、周圍しゆうい状況じようきようによつてはかならずしも安全あんぜんであるとはいはれない。また容易ようい屋内おくないからすことが出來できても、立退たちのさきほうかへつて屋内おくないよりも危險きけんであるかもれない。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
うしたところることもあるまいから、よくよくをつけて天狗界てんぐかい状況ようすをさぐり、また不審ふしんてんがあったら遠慮えんりょなく天狗てんぐ頭目かしらたずねてくがよいであろう……。
スキイヤアスは、重い靴底で、ホテルの前の雪を思い思いに踏み固めてみて、明日の「状況コンデション」を調べていた。地雪の粗さやねばり工合が彼らには何よりも気になるのだ。
踊る地平線:11 白い謝肉祭 (新字新仮名) / 谷譲次(著)