“屋外”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そと78.4%
おくがい10.8%
をくぐわい5.4%
うちのそと2.7%
やぐわい2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
高瀬は屋外そとまで洋燈ランプを持出して、暗い道を照らして見せたが、やがて家の中へ入って見ると、余計にシーンとした夜の寂寥さびしさが残った。
岩石の間 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
それゆゑ二階にかいあるひ三階さんがい居合ゐあはせたひとが、階下かいかとほることの危險きけんおかしてまで屋外おくがいさうとする不見識ふけんしき行動こうどう排斥はいせきすべきである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
ひるごろ茶のにパンと牛乳をきつをはり、まさに茶を飲まんとすれば、忽ち大震のきたるあり。母と共に屋外をくぐわいづ。
むつまじそうに手を引き連れて屋外うちのそとを御歩きなさる御様子を初めて見て、驚いて了いました。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
屋外やぐわいは真ッくら くらくら
山羊の歌 (新字旧仮名) / 中原中也(著)