“寵愛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちょうあい83.7%
ちようあい13.0%
おおぼえ1.1%
ちやうあい1.1%
てうあい1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夫の死後頻(しき)りに寵愛(ちょうあい)している小姓(こしょう)上りの渾良夫(こんりょうふ)なる美青年を使として、弟蒯聵との間を往復させ、秘かに現衛侯逐出(おいだ)しを企んでいる。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)
「親分、——お紋に氣をつけて下さい、あの人は若樣の御寵愛(ちようあい)を受けて居りました。そして、——當屋敷には、それを怨む者があつたのです」
爰(ここ)によき計(はかりごと)こそあれ、頃日(このころ)金眸(きんぼう)大王が御内(みうち)に事(つか)へて、新参なれども忠(まめ)だちて働けば、大王の寵愛(おおぼえ)浅からぬ、彼の黒衣(こくえ)こそよかんめれ。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
見(み)せて薫(かほ)りも分(わか)ち合(あ)ふ中村(なかむら)園田(そのだ)と呼(よ)ぶ宿(やど)あり園田(そのだ)の主人(あるじ)は一昨年(をとゞし)なくなりて相続(さうぞく)は良之助(りやうのすけ)廿二の若者(わかもの)何某学校(なにがしがくかう)の通学生(つうがくせい)とかや中村(なかむら)のかたには娘(むすめ)只一人(たゞひとり)男子(をとこ)もありたれど早世(さうせい)しての一粒(つぶ)ものとて寵愛(ちやうあい)はいとゞ手(て)のうちの玉(たま)かざしの花(はな)に吹(ふ)かぬ風(かぜ)まづいとひて願(ねが)ふは
闇桜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
されば奧方(おくがた)の町子(まちこ)おのづから寵愛(てうあい)の手(て)の平(ひら)に乘(の)つて、強(あなが)ち良人(おつと)を侮(あなど)るとなけれども、舅(しうと)姑(しうとめ)おはしまして萬(よろ)づ窮屈(きうくつ)に堅(かた)くるしき嫁(よめ)御寮(ごりよう)の身(み)と異(こと)なり
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)