“忠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちゅう48.3%
ちう17.2%
まめ17.2%
きよし3.4%
たゞし3.4%
ちゆう3.4%
たあ3.4%
まこと3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
信長は、茶磨山ちゃうすやまの小高い所に立ちながら、戦況を見まもっていたが、やがてうしろの旗本衆を顧みて、蒲生がもうちゅうろう氏郷うじさとを呼びたてた。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
も勤め此家の番頭ばんとうよばれたるちう八と云者何時いつの程にかお熊と人知ひとしらぬ中となりけるが母のお常は是を知ると雖も其身も密夫みつぷあるゆゑかれ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ここによきはかりごとこそあれ、頃日このころ金眸きんぼう大王が御内みうちつかへて、新参なれどもまめだちて働けば、大王の寵愛おおぼえ浅からぬ、彼の黒衣こくえこそよかんめれ。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
「雪祭」かそけきかも、きよしはうれしきかも。その窓に富士を見さけて、狩野かのの瀬に月を仰ぎて、豊かなる心ばえやなほも、ほのぼのと朝夜あらし。
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
息子のたゞしが手を泥だらけにして飛び込んできた。海苔巻を二つ貰つてお客さんの顔と見比べてゐる。
すべてを得るは難し (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
ちゆうむかむか
孔雀船 (旧字旧仮名) / 伊良子清白(著)
たあちゃんみっちゃんが、健ちゃん遊ばんかあ、いうて遊びにきても顔が見えんの。あの山も見えんの。
大根の葉 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
是れ七五げふを重んじ孝悌かうていをまもり、まことをつくして人慾にんよくなし。堯舜げうしゆんの道といふなるべし。