“家々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いえいえ46.4%
いへ/\39.3%
うち/\7.1%
うちうち3.6%
かゝ3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伯父おじさんのんでいるまちは、都会とかい片端かたはしであって、たてこんでいるちいさな家々いえいえうえに、くものないそらからりつけていました。
僕はこれからだ (新字新仮名) / 小川未明(著)
また二階にかいには家々いへ/\道具類どうぐるいが、あるひはものあるひは木器もくきあるひは陶器とうきといふように種類しゆるいをわけてられるようにしてあります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
その家々うち/\ふうで変りはありますが、敵娼あいかたの義理から外の女郎じょろうを仕舞わせるほど馬鹿々々しいものはありますまい。それぐらいならどぶの中へ打捨うっちゃる方が遥かましでしょう。
みんな家々うちうちてんじょううらや、えんしたなどにつくっているのに、このねずみばかりは、こうして、そとのこんなむさくるしいところに、どうしてすんでいるのだろうといううたがいをもたれたのですが
ねずみとバケツの話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
金銀きんぎん珠玉しゆぎよくたくみきはめ、喬木けうぼく高樓かうろう家々かゝきづき、花林曲池くわりんきよくち戸々こゝ穿うがつ。さるほどに桃李たうりなつみどりにして竹柏ちくはくふゆあをく、きりかんばしくかぜかをる。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)