“珠玉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たま42.3%
しゅぎょく30.8%
しゆぎよく26.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黄金の輿こし珠玉たまくるまもおろかである、女一人に、あまりに冥加みょうがにすぎた迎えであると八雲は思った。闇を走りながら、まぶたの熱くなるのを覚えた。
篝火の女 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いつでもおとそうと思う日に陥し得られるこの城だが、目的の珠玉しゅぎょくを、焼けあとの灰のなかに掻き探すようなへたをしてはならない。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
金銀きんぎん珠玉しゆぎよくたくみきはめ、喬木けうぼく高樓かうろう家々かゝきづき、花林曲池くわりんきよくち戸々こゝ穿うがつ。さるほどに桃李たうりなつみどりにして竹柏ちくはくふゆあをく、きりかんばしくかぜかをる。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)