“ようだい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
容体44.9%
容態30.3%
煬帝7.9%
容體5.6%
容躰5.6%
様態1.1%
瑶台1.1%
窑台1.1%
辺幅1.1%
風姿1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其の容体ようだいすこぶ大柄おおへいですから、長二は此様こんな人に話でもしかけられては面倒だ、此の間に帰ろうと思いまして暇乞いとまごいを致しますと
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
ただ気の毒なのは、進の父六角博士の容態ようだいだった。博士は老衰病ろうすいびょうのため、ひどく弱っていて、動かすことも出来ない有様だった。
月世界探険記 (新字新仮名) / 海野十三(著)
あるいはまた、「煬帝春游古城在。壊宮芳草満人家。〔煬帝ようだい春游しゅんゆうせる古城こじょうり。壊宮かいきゅう芳草ほうそう 人家じんかつ。〕」
致さるゝやと云ひけるに左仲は最初さいしよより一言も云はず居たりしが彼の者の容體ようだいを見て大いに恐れかれまぎれもなき盜賊なるべし我渠を見しより思はず恐怖おそれし事故我弱みを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
此身このみ雲井くもゐとりがひ自由じゆうなる書生しよせい境界けうがいいましばしはあそばるゝこゝろなりしを、きの故郷ふるさとよりの便たよりにいはく、大旦那おほだんなさまこと其後そのご容躰ようだいさしたること御座ござなく候へども
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
誰にもよく挨拶してつねていなりしが、この晩に死去してもちろんその時は外出などすべき様態ようだいにてはあらざりしなり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
は在り瑶台ようだいの第一層に
愛卿伝 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
窑台ようだい。三門閣下に昼寝する支那人多し。満目の蘆荻ろてき。中野君の説明によれば、北京の苦力クウリイは炎暑の候だけ皆他省へ出稼ぎに行き、苦力の細君はその間にこの蘆荻の中にて売婬するよし。
北京日記抄 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
案内してこれよりすぐに汝が家へ老衲を連れて行てはくれぬか、とすこしも辺幅ようだいを飾らぬ人の、義理すじみち明らかに言葉渋滞しぶりなく云いたまえば
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
すっきり端然しゃんと構えたる風姿ようだいといい面貌きりょうといい水際立ったる男振り、万人が万人とも好かずには居られまじき天晴あっぱれ小気味のよき好漢おとこなり。
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)