“だち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
39.1%
23.9%
太刀17.4%
6.5%
2.2%
2.2%
2.2%
2.2%
2.2%
駄知2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今のまゝの顔だちでよいから、表情と肉附にくづき生生いきいきとした活動の美を備へた女がえてしい。髪も黒く目も黒い日本式の女は巴里パリイにも沢山たくさんにある。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
しかしそうばかりではなくこの世には、実に不思議なことが往々おうおうにしてあるものだから、今私がお前だちにもはなしてきかせよう
雪の透く袖 (新字新仮名) / 鈴木鼓村(著)
このあいだに幾たびか、十太夫は「引き太刀だち」という秘手をこころみる。十太夫自身のあみだしたわざで、この手にかなう者はないと定評がある。
饒舌りすぎる (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
或は苦労が上辷うわすべりをして心にみないように、何時迄いつまで稚気おさなぎの失せぬお坊さんだちの人もあるが、大抵は皆私のように苦労にげて、年よりは老込んで、意久地いくじなく所帯染しょたいじみて了い
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
なんしろお嬢様、三階だち青楼おちゃやの女郎が襟のかかった双子ふたこ半纏はんてんか何かで店を張ろうという処ですもの。
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
処が六月月初つきはじまりになりますと、角右衞門は風の心持から病がかさなりて、どっと床に就きましたゆえ、孝行な多助は心配いたし、神仏かみほとけに願をかけ、精進火の物だち跣足参はだしまいりを致しまするが
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
子供だちみんな震上ふるえあがって一同顔色を変えた、その晩はいとど物凄い晩なのに、今幽霊が来たというので、さあ子供だちは帰れないが、ここへ泊るわけにもゆかないので、皆一緒に、ぶるぶる震えながら
千ヶ寺詣 (新字新仮名) / 北村四海(著)
其のあす雀部ささべにわかれて、八月はづきのはじめみやこを立ちて、九三木曾路をるに、山だちあまたに取りこめられ、衣服金銀残りなくかすめられ、命ばかりを辛労からうじて助かりぬ。
「ですけれども、あの人足だちはどんな気持でしょうね。」
金時計 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
美濃といえば多治見たじみ駄知だちを中心とする焼物の仕事が盛でありますが、それは広い意味で瀬戸の一部と見てよいので、尾張おわりを語る時に譲りましょう。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)