“多治見”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たじみ80.0%
たぢみ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
美濃といえば多治見たじみ駄知だちを中心とする焼物の仕事が盛でありますが、それは広い意味で瀬戸の一部と見てよいので、尾張おわりを語る時に譲りましょう。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
多治見たじみにいち早く私たちを出迎えてくれて、それから中津川に着くまでの汽車中を分時ふんじも宣伝の饒舌じょうぜつを絶たなかった、いささかけものへんの恵那峡人Yという、鼻の白くて高い痩せ形の熱狂者が
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
あひなるべくは多治見たぢみへのして、陶器製造たうきせいざう模樣もやうまでで、滯在たいざいすくなくとも一週間いつしうかん旅費りよひとして、一人前いちにんまへ二十五兩にじふごりやうちうにおよばず、きりもちたつた一切ひときれづゝ。
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)