“尾張”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おわり92.1%
をはり7.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
馬籠の本陣親子が尾張おわり藩主に特別の好意を寄せていたのは、ただあの殿様が木曾谷きそだにや尾張地方の大領主であるというばかりではない。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
尾張おわり知多ちた半島などでこの遊びをネギゴトといい、それに使う木の棒をネギというのも、同じ念木ねんぎという語の地方音だったかも知れぬが
こども風土記 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
また尾張をはりの連が祖意富阿麻おほあま比賣に娶ひて、生みませる御子、大入杵おほいりきの命、次に八坂やさか入日子いりひこの命、次に沼名木ぬなきの入日賣の命、次に十市とをちの入日賣の命四柱。
尾張をはり停車場ステーシヨン乗組員のりくみゐん言合いひあはせたやうに、不残のこらずりたので、はこなかにはたゞ上人しやうにんわたし二人ふたりになつた。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)