“乗組員”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
のりくみいん42.9%
クルウ28.6%
のりくみ14.3%
のりくみゐん14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「でも、実弾じつだんをうちこむと乗組員のりくみいん死傷ししょうが出来るが、いいだろうか。もっとも死亡一人につき一万ドルの割で出してもいいが……」
新しい乗組員クルウで一航海南米へ往復したきり、直ぐ売物に出たが、幽霊船という評判で長い間買手もつかずにブルックリンの波止場に繋がれていた。
海妖 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
何もあの小僧が居なけあ船が出ねえって理窟りくつもあるめえし……おめえんとこの船長おやじがいくら変者かわりものだってそんな無鉄砲な酔狂をして乗組員のりくみを腐らせるような馬鹿ばかでもあんめえ。
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
尾張をはり停車場ステーシヨン乗組員のりくみゐん言合いひあはせたやうに、不残のこらずりたので、はこなかにはたゞ上人しやうにんわたし二人ふたりになつた。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)