“ごはん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御飯75.0%
呉班4.7%
伍伴3.1%
御藩3.1%
晩餐3.1%
午飯1.6%
夕飯1.6%
御判1.6%
昼餐1.6%
晩餉1.6%
花押1.6%
食事1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どんどんげて行って、やまの下までると、御飯ごはんべてしまった山姥やまうばが、いくらさがしても女の子がいないので、たいそうおこって
山姥の話 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
馬岱ばたいが真先に、三千の軽兵をひきいてどこかへ走った。次に、馬忠と張嶷ちょうぎが各〻五千騎を持って出動した。呉班ごはん呉懿ごいらの軍も何か任を帯びて出た。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これがそのく西洋文明と同化して列強の伍伴ごはんに列し得るゆえんである。家の重んずべくしかしてその単位なる夫婦の重んずべきは我が国に於て一層である。本立もとたって道生ず。
婦人問題解決の急務 (新字新仮名) / 大隈重信(著)
傳「何で、何方どちら御藩ごはんでげす」
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
『今直ぐ、何物なんにも無いんですけど晩餐ごはんを差上げてから始めるんですつて。私これから、清子さんと神山さんをお誘ひして行かなけやならないの、一緒に行つて下すつて? 済まないけど。』
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
午飯ごはんをしまつて少し過ぎると、二人の従妹いとこが参り升たから蜀畑たうもろこしばたけを見せ、手製のちんを見せると、二人は慾目よくめで見る私さへ満足するほどに賞揚ほめそやしてくれ升て、私も大分得意になり
黄金機会 (新字旧仮名) / 若松賤子(著)
周囲りはすっかり暗くなり、木魚の音が悲しい程単調に繰りかえされていた。ふと、自分を呼ぶ声に顔をあげると、夕飯ごはんもたべんと何してるんや。門の傍でお君が怖い顔して睨んでいた。
(新字新仮名) / 織田作之助(著)
科人とがにんおとすでに上へ言上に及び各々おの/\さま御判ごはんすわり候ところ外より盜賊出しかばまつた越前守ゑちぜんのかみ越度をちどに付御役御免ごめんねがひ奉つる此段このだん宜敷よろしく御披露ごひろう下さるべしと申のべられしかば右近將監殿うこんしやうげんどのおほいにおどろかれ先々まづ/\輕擧給はやまりたまふなとく同列どうれつとも談じあひ言上に及んとて御老中方ごらうぢうがた評議ひやうぎの上言上ごんじやうに及ばれしかば將軍しやうぐん吉宗公よしむねこうもつてのほかおどろかせたますぐに大岡殿を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
碾茶ひきちゃを少し加えましたからことにお美味いしいでしょう。まだ外にも色々ありますけれども昼餐ごはんのお副食物かずものに差上げましょう。大原さんは別に御用もありますまいから御緩ごゆるりとお遊びなさい。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
なんなんでもいしはれませんよ。晩餉ごはんはまだなんですか。そんならおしへてげませう。此處こゝひだりまがつて、それからみぎれて、すこし、あんたと昨日きなふあつたみちのあの交叉點よつかどです。
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
「ご一筆、花押ごはんをねがわしゅうぞんじますが」
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「さ、食事ごはんに行きましょうよ」兄妹は手をとりあって部屋を出た。
危し‼ 潜水艦の秘密 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)