“越前守”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えちぜんのかみ75.0%
ゑちぜんのかみ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……神田川をへだてて、むかいは松平越前守えちぜんのかみ上屋敷かみやしき。……西どなりは、鞘町さやまち、東どなりは道路をへだてて石町こくちょう……。
顎十郎捕物帳:07 紙凧 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
四十七歳の越前守えちぜんのかみ大岡忠相おおおかただすけは、あらたに目安箱を置き、新田しんでん取り立ての高札を立てなどして、江戸南町奉行としてめざましい活躍をしたときだった。
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)
南町奉行所へ召出されし時越前守ゑちぜんのかみ殿出席有て訴訟人そしようにん越後高田領百姓憑司お早とは其方なるかならび差添さしそへの者喜兵衞甚右衞門何れも罷出まかりいでしやとおほせに一同罷出まかりいづる趣きねがひあぐれば右願書ねがひしよ讀上よみあぐ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
享保きやうほ時代。大岡越前守ゑちぜんのかみが江戸の町奉行まちぶぎやうたりし頃。七月初旬の午後。
権三と助十 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)