“えちぜんのかみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
越前守100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つまり昔の堅人とか、水野越前守えちぜんのかみ式の人にはそういうところがある。しかし何といっても、化け物は無いという方の人物にはしっかりしたところのある事は争われない。
ばけものばなし (新字新仮名) / 岸田劉生(著)
江戸の十八大通じゅうはちだいつうの話だとか、天保年度の水野越前守えちぜんのかみの改革だとか、浅草の猿若町さるわかちょうの芝居の話だとか、昔の浅草観音の繁昌はんじょうだとか、両国の広小路に出た奇抜な見世物の話だとか
ある恋の話 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
と、口早にいって、越前守えちぜんのかみは、松平伊豆守信祝いずのかみのぶとき(信綱の曾孫そうそん)の前へ坐った。
大岡越前の独立 (新字新仮名) / 直木三十五(著)