“かゞみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
71.1%
15.6%
明鏡4.4%
各務2.2%
姿見2.2%
空鏡2.2%
龜鑑2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かゞみにらくらをしてあごをなでる唐琴屋からことやよ、惣て世間一切の善男子、若し遊んで暮すが御執心ならば、直ちにお宗旨を変へて文学者となれ。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
こゝ江戸えど新吉原町しんよしはらまち松葉屋半左衞門まつばやはんざゑもんかゝへ遊女いうぢよ瀬川せがはをつとかたきうちしより大岡殿の裁許さいきよとなり父の讐迄あだまでうち孝貞かうていの名をあらは而已のみ遊女いうぢよかゞみたゝへられそれため花街くるわ繁昌はんじやうせし由來を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
そら明鏡かゞみにあらはれぬ
藤村詩抄:島崎藤村自選 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
淺茅生の各務かゞみが原は群れて刈る秣千草眞熊手に掻く
長塚節歌集:2 中 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
……ほかなんにもなしに、撫子なでしこ小菊こぎく模様もやう友染いうぜんふくろはいつた、ちひさいまる姿見かゞみと、それだけはひつてたんです。……おこゝろおもられますこと。
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
空鏡かゞみ印象かたちすな文字もじ
藤村詩抄:島崎藤村自選 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
江戸時代の武家は、こと/″\く武藝が出來て、剛直で、廉潔れんけつで、庶民の龜鑑かゞみになるものばかりであつたと思つたら、それは大變な間違ひです。