『シグナルとシグナレス』

「ガタンコガタンコ、シュウフッフッ、 さそりの赤眼が見えたころ、 四時から今朝もやって来た。 遠野の盆地はまっくらで、 つめたい水の声ばかり。 ガタンコガタンコ、シュウフッフッ、 凍えた砂利に湯げを吐き、 火花を闇にまきながら、 蛇紋岩の崖 …

著者	宮沢賢治
ジャンル	文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出	「岩手毎日新聞」1923（大正12）年5月
文字種別	新字新仮名
読書目安時間	約23分（500文字/分）
朗読目安時間	約38分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

方（え） 直（なお） 連（れん） 失策（しっさく） 白光（しろびかり） 確（たし） 準備（じゅんび） 互（たが） 青（さお） 何（なに） 田螺（にし） 凍（こお） 決（けっ） 速（はや） 柱（ばしら） 許（ゆる） 映（は） 手前（てまえ） 紅火（べにび） 情（なさ） 急（いそ） 黄金（きん） 響（ひび） 非常（ひじょう） 電報（でんぽう） 雷（かみなり） 凍（こご） 列車（れっしゃ） 反対（はんたい） 重（かさ） 里（り） 吐（は） 命（めい） 硬（かた） 横（よこ） 固（かた） 変（へん） 柔（やわ） 起（お） 大笑（おおわら） 積（つ） 諸君（しょくん） 嫁（よめ） 突然（とつぜん） 立派（りっぱ） 実（じつ） 端（は） 寝（ね） 節（せつ） 承（うけたまわ） 若（わか） 山脈（さんみゃく） 腕木（うでき） 肩（がた） 経（へ） 式（しき） 急（きゅう） 羅紗（ラシャ） 結局（けっきょく） 落（お） 燕（つばめ） 物（もの） 独楽（こま） 狭（せま） 琥珀（こはく） 環（わ） 瓦（かわら） 甥（おい） 申（もう） 畑（はたけ） 痛（いた） 白熊（しろくま） 盆地（ぼんち） 眠（ねむ） 眼（め） 眼鏡（めがね） 着込（きこ） 瞳（ひとみ） 砂利（じゃり） 砕（くだ） 磯波（いそなみ） 礼（れい） 礼式（れいしき） 祈（いの） 神様（かみさま） 笑（わら） 答（こた） 約束（やくそく） 細（ほそ） 結婚（けっこん） 野蛮（やばん） 降（ふ） 闇（やみ） 鎧（よろい） 銀水（ぎんいろ） 鉛（なまり） 鈍（にぶ） 途方（とほう） 這（は） 遠野（とおの）