“黒面”の読み方と例文
読み方割合
こくめん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ということが、羅真人らしんじんの神眼には、ちゃんとわかっているのらしい。この黒面こくめん殺人猿さつじんえんをあつかうこと、まるで子供をるにひとしかった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さてまた大王が配下には、鯀化こんかひぐま黒面こくめんしし)を初めとして、猛き獣なきにあらねど。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
そして、それを追ッかけ追ッかけ続いて二丁斧を振りかざしながら躍り出して来た黒面こくめん阿修羅あしゅらがある。——あッと、これには殷直閣いんちょっかくも仰天して急に、馬首を向けかえた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)