黄金売かねうり)” の例文
年暮くれから初春はるを越すと、砂金のかねは半分以上も手をつけてしまっていた。——また、雪が解ける。四、五月が近い。黄金売かねうり吉次が京へ出て来る頃となろう。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)