こふ)” の例文
「それはね、遠くの遠くの方からこふの鳥が銜へて來て、うちの煙突の中に落して行つたのです。」
貝殻追放:016 女人崇拝 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)
市廳の大時計のまはりに羽搏はばたきするこふの鳥は頸を中天にさし延ばして雨の水玉を喙に受けてる。
ハルレム (旧字旧仮名) / ルイ・ベルトラン(著)
こふとりは首をまはして鳴く。
銀の匙 (新字旧仮名) / 中勘助(著)
ひとり寂しくこふの鳥
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
こふとり
動物園 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)