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鶏群
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けいぐん
ふりがな文庫
“
鶏群
(
けいぐん
)” の例文
と、小姓組の刑部
友矩
(
とものり
)
が、家光の眸を導いた。家光は大勢の若者の中から、
鶏群
(
けいぐん
)
の
一鶴
(
いっかく
)
をすぐ見出したらしく
柳生月影抄
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
沼南は終始一貫清廉を
立通
(
たてとお
)
した。少くも利権割取を政治家の余得として一進一退を
総
(
すべ
)
て金に換えて
怪
(
あやし
)
まない今の政界にあっては沼南は実に
鶏群
(
けいぐん
)
の
一鶴
(
いっかく
)
であった。
三十年前の島田沼南
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
彼らは皆小学校にも通われぬほどの
憫
(
あわれ
)
むべき貧児である。折からボーイス(Boyse)という一僧侶この場に来
懸
(
かか
)
り、暫くこの遊びを眺めておったが、忽ちこの
鶏群
(
けいぐん
)
中に
一鶴
(
いっかく
)
を見出した。
法窓夜話:02 法窓夜話
(新字新仮名)
/
穂積陳重
(著)
鶏
常用漢字
中学
部首:⿃
19画
群
常用漢字
小4
部首:⽺
13画
“鶏群”で始まる語句
鶏群中