鳴雪翁めいせつをう)” の例文
前に書き忘れたが、鳴雪翁めいせつをうの画も面白く拝見した。昔、初午はつうま稲荷いなりくと、よく鳥居をくぐるみち地口ぢぐち行燈あんどんがならんでゐた。あれはその行燈の絵を髣髴はうふつさせる所が甚だ風流である。
俳画展覧会を観て (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)