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鬼灯
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ほゝづき
ふりがな文庫
“
鬼灯
(
ほゝづき
)” の例文
旧字:
鬼燈
海は赤い
鬼灯
(
ほゝづき
)
や青い鬼灯で一杯になつてゐた。ボートやヨツトがその間を縫つて、櫓から銀色の雫をきらきらさせてゐた。
青い風
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
葭簀
(
よしず
)
を張りまわした軒並びに
鬼灯
(
ほゝづき
)
提燈が下がつて、サイダーの瓶の硝子や掻きかけの氷の上にその灯の色をうつしてゐた。
木乃伊の口紅
(旧字旧仮名)
/
田村俊子
(著)
打越金彌の
上
(
のぼ
)
せあがつた口へ、毒を仕込んだ
鬼灯
(
ほゝづき
)
を含ませ、はつと思ふ間もなく、娘の唇で男の唇を封じてしまつたことだらう、金彌の唇に口紅の附いて居たのはその爲だ。
銭形平次捕物控:267 百草園の娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
鬼灯
(
ほゝづき
)
を口にふくみて鳴らすごと蛙はなくも夏の淺夜を
長塚節歌集:3 下
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
「あ、これは
鬼灯
(
ほゝづき
)
ぢやありませんか、いよ/\以て變な男ですね」
銭形平次捕物控:267 百草園の娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“鬼灯(ホオズキ)”の解説
ホオズキ(鬼灯、鬼燈、酸漿)は、ナス科ホオズキ属の一年草または多年草。またはその果実。カガチ、ヌカヅキともいう。丹波ホオズキなどともよばれる。
(出典:Wikipedia)
鬼
常用漢字
中学
部首:⿁
10画
灯
常用漢字
小4
部首:⽕
6画
“鬼灯”で始まる語句
鬼灯提灯
鬼灯提燈
鬼灯屋
鬼灯色