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鬧
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さわ
ふりがな文庫
“
鬧
(
さわ
)” の例文
江戸末期の世はだんだんに
鬧
(
さわ
)
がしくなって、異国の黒船とひと合戦あろうも知れないという、気味の悪いうわさの伝えられる時節である。
半七捕物帳:48 ズウフラ怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
その火焔山は昔孫悟空が天宮を
鬧
(
さわ
)
がした時、老君の
丹炉
(
たんろ
)
を
踏倒
(
ふみたお
)
し、それが地に降って出来たものである。それはなかなか活火山などという
生易
(
なまやさ
)
しいものではないらしい。
『西遊記』の夢
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
三田の薩摩屋敷には大勢の浪人が潜伏していて、とかくに市中を
鬧
(
さわ
)
がすので、とうとう市中取締りの酒井侯の討手がむかって、薩摩屋敷砲撃と相成ったのは、どなたも御存じのことでしょう。
半七捕物帳:62 歩兵の髪切り
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
鬧
漢検1級
部首:⾾
15画
“鬧”を含む語句
雑鬧
熱鬧
繁華熱鬧
混鬧
鬧敷
鬧然