“鬚切”の読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ひげきり100.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“鬚切”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
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森山の宿に入り給えば、宿の者共云いけるは、『今夜馬の足音繁く聞ゆるは、落人にやあるらん、いざ留めん』とて、沙汰人数多あまた出でける中に、源内兵衛真弘げんないひょうえさねひろと云う者、腹巻取って打ち懸け、長刀持ちて走り出でけるが、佐殿すけどのを見奉り、馬の口に取り附き、『落人をば留め申せと、六波羅より仰せ下され給う』とて既に抱き下し奉らんとしければ、鬚切ひげきりの名刀を以て抜打にしとど打たれければ、真弘が真向二つに打ち割られて、のけに倒れて死ににけり。
花吹雪 (新字新仮名) / 太宰治(著)